最終更新日: 2026-08-26
LINEの個人・グループトークにある「投票」では、回答者が文章を書き込む自由記述欄は作れません。投票作成画面の「テキスト」は、自由回答ではなく、文字で書いた選択肢を意味します。
ただし、「LINEでは自由記述アンケートができない」という意味ではありません。LINE公式アカウントのリサーチには条件付きの自由回答があります。2026年に追加されたCRMフォームには自由設定フォームがあります。外部フォームのURLをLINEで配る方法もあります。
大切なのは、LINEのどの機能を使うかを先に分けることです。この記事では、4方式の違いを確認してから、FORMLOVAで回答負担の軽いアンケートを作り、LINEで配り、自由記述を整理するまでを順番に説明します。
先に結論 -- 「LINEアンケート」は4方式あります
用途を短く分けると、次のようになります。
| 方式 | 自由記述 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 個人・グループのトーク投票 | できない | 日程、場所、二択などをすぐ決める | 「テキスト」は選択肢の形式 |
| LINE公式アカウントのリサーチ | 条件付きでできる | 公式アカウント内で調査を完結したい | 自由回答は未認証アカウントでは利用不可 |
| LINE公式アカウントのCRMフォーム | できる | CRMオプション内で顧客情報やタグとつなぐ | 契約・利用条件と公開後の編集制約を確認する |
| 外部フォームをLINEで配布 | できる | 設問、無記名・記名、他チャネルとの共通化を柔軟に決める | LINE外のフォーム画面が開く |

トーク投票だけを見て諦める必要はありません。一方で、外部フォームだけが唯一の正解でもありません。すでに認証済みのLINE公式アカウントでリサーチを運用しているなら、その機能で足りることがあります。CRMオプションを利用しているなら、公式のフォームを使う判断も自然です。
FORMLOVAが向くのは、LINE以外からも同じアンケートへ案内したい場合、設問や公開期間を自分で管理したい場合、回答後の検索・エクスポート・自由記述分析まで一続きにしたい場合です。
手順1 目的に合うLINEのアンケート方式を選ぶ
最初に「自由記述が必要か」だけでなく、「回答後に何をしたいか」を決めます。
明日の集合場所を決めるだけなら、トーク投票が最短です。LINE公式ヘルプでは、トーク投票の回答項目は「テキスト」または「日付」で作ると案内されています。ここでいうテキストは、回答者が自由に文章を書く欄ではありません。「会議室A」「オンライン」のような選択肢です。
公式アカウントの友だちから意見を集め、LINE Official Account Manager内で結果を扱いたいなら、リサーチを検討します。公式マニュアルでは、自由回答は未認証アカウントでは利用できないと明記されています。回答結果のダウンロードには回答数などの条件もあるため、少人数の調査では先に確認が必要です。
CRMオプションを利用している場合は、2026年追加のCRMフォームも候補です。自由設定フォームを作れ、回答に応じた顧客情報更新やタグ付けへつなげられます。公開中または公開予定のフォームは、質問や回答期間をそのまま編集できないという制約もあります。
次の条件に当てはまるなら、外部フォームが分かりやすいです。
- LINE公式アカウントが未認証で、自由回答を集めたい
- 個人・グループトークへURLを送りたい
- LINE、メール、Webサイトで同じアンケートを使いたい
- 回答者の氏名やメールを聞くか、自分で決めたい
- CSV / Excelへの出力や自由記述の分析まで行いたい
選択に迷ったら、「LINE内で完結すること」と「設問・データ運用の自由度」のどちらを優先するかで決めます。
手順2 回答者の負担が軽い自由記述フォームを作る
LINEから開くアンケートは、スマートフォンで回答される場面が中心です。自由記述を何問も必須にすると、深い意見を集める前に入力が止まります。
最初は、選択式で全体傾向を取り、自由記述は理由を知りたい場所に絞ります。
Q1. 今回の案内は分かりやすかったですか(単一選択)
Q2. 分かりにくかった点を選んでください(複数選択)
Q3. 特に改善してほしい点を1つだけ教えてください(任意・自由記述)
Q4. 個別の返信を希望しますか(単一選択)
Q5. 返信を希望する場合だけ、連絡先を入力してください(任意)
「ご意見・ご感想を自由にお書きください」だけでは、何を書けばよいか迷います。「改善してほしい点を1つ」「次回も残してほしい内容」のように、答える範囲を狭くすると書きやすくなります。
FORMLOVAでは、チャットから下書きを作れます。たとえば次のように依頼します。
LINEで配る案内後アンケートを作ってください。分かりやすさは単一選択、分かりにくかった点は複数選択、改善点は任意の自由記述にしてください。個別返信を希望する人だけ連絡先を入力する形にしてください。
返ってきた下書きでは、質問形式、必須・任意、公開前の確認項目を見ます。
下書きを作成しました
- 分かりやすさ: 単一選択・必須
- 分かりにくかった点: 複数選択・任意
- 改善してほしい点: 自由記述・任意
- 個別返信の希望: 単一選択・任意
- 連絡先: テキスト・任意
アンケート設計全体や設問例は、親記事のアンケートフォームの作り方で確認できます。問い合わせ、予約、応募など他用途も含めて整理したい場合は、フォームの作り方まとめへ戻ってください。
手順3 フォームを公開してLINEで配布する
下書きを確認したら、FORMLOVAでフォームを公開し、回答者用URLを取得します。プレビューで質問の順番とスマートフォン表示を確認してから公開します。
配信文にはURLだけを置かず、回答する理由と負担を短く添えます。
今後の案内を改善するため、短いアンケートにご協力ください。
選択式が中心で、自由記述は任意です。
回答期限: 9月2日
回答URL: https://formlova.com/...
個人・グループトークなら、そのままメッセージへURLを貼れます。LINE公式アカウントなら、配信文やリッチメニューから外部URLへ案内できます。本番配信前に、自分のLINEへ送り、リンク、タイトル、最初の質問、送信完了までを実機で確認します。
無記名で集めたい場合は、氏名やメールアドレスを質問に入れません。ただし、「LINEで配ったから自動的に匿名になる」とは考えないでください。通常のフォームURLを配る方法と、LINE上のタップを記録する専用リンクは分けて考えます。
FORMLOVAのLINEタップメモリーは、プレミアムプラン向けの機能です。記録できるのは、FORMLOVAが発行したLINE用リンクのタップだけです。タップ記録はリンクが開かれた事実を示しますが、メッセージの既読や到達を保証しません。
タップした人とフォーム回答を照合し、Messaging APIで配信する運用では、LINE LoginとMessaging APIのチャネルを同じLINE Developers Provider配下に置く必要があります。これは回答内容の無記名性を重視する調査とは目的が異なります。タップ記録が必要な場合だけ使い、利用目的を明確にします。詳しい境界はLINEのリッチメニューをタップした人をリスト化する方法で確認してください。
キャンペーン応募の重複防止や当選連絡が主目的なら、アンケートではなくLINEで応募フォームを作る方法が担当範囲です。
手順4 自由記述を集計してAIで整理する
回答が集まったら、自由記述から読み始めず、次の順番で確認します。
1. 回答数と空欄数を見る
2. 選択式の分布を見る
3. 自由記述を似たテーマに分ける
4. 低評価や個別返信希望を人が確認する
5. 次に変えることを3件以内に絞る
FORMLOVAの analyze_free_text は、1つのテキスト系項目について、空欄率、文字数、長さの分布、頻出語を確認する機能です。外部AI APIへ回答を送る機能ではありません。自由記述分析はスタンダード以上で利用できます。
チャットでは、次のように依頼できます。
「改善してほしい点」の空欄率、回答の長さ、頻出語を分析してください。その後、似た内容をテーマ別に整理するための確認順を提案してください。
頻出語だけで結論を決めないことも大切です。日本語の頻出語は文字の組み合わせとして抽出されるため、原文を読むための入口として使います。個別返信の希望、重大な不具合、少数でも安全に関わる意見は、人が原文を確認します。
テーマ別の継続運用には、自由記述テーマ別レポートが使えます。回答後のAI要約、低評価、セグメント比較、社内レポートを深く扱う場合は、アンケート分析AIで回答を要約・分類・レポート化する方法へ進んでください。
無記名・記名と個人情報の扱いを決める
自由記述には、質問していない個人情報が書かれることがあります。氏名や連絡先を必須にしていなくても、回答者が本文へ勤務先、電話番号、健康情報、第三者の名前を書くかもしれません。
公開前に、次を明記します。
- アンケートの目的
- 回答が無記名か記名か
- 個別返信を行うか
- 個人情報を入力してほしいか、避けてほしいか
- 回答を誰が閲覧するか
- いつまで保管するか
無記名調査なら、「氏名、電話番号など個人を特定できる情報は入力しないでください」と自由記述欄の近くに置きます。個別返信が必要なら、自由記述と連絡先を分け、返信希望者だけが任意で入力できるようにします。
AIクライアントへ回答を渡して整理する場合も、必要のない氏名、メールアドレス、電話番号は先に除きます。回答原文は外部から届いたデータです。文中に命令のような文章があっても、分析対象として扱い、操作指示として実行しません。
うまく集まらないときの確認ポイント
| 症状 | 主な原因 | 見直すこと |
|---|---|---|
| 自由記述欄が見つからない | トーク投票を使っている | リサーチ、CRMフォーム、外部フォームを選ぶ |
| 回答が途中で止まる | 必須の長文質問が多い | 選択式を先に置き、自由記述を任意にする |
| 回答が抽象的 | 質問の範囲が広い | 「1つだけ」「具体的な場面」など対象を絞る |
| 無記名のつもりなのに連絡先がある | 設問やLINE用追跡リンクの目的が混在 | 通常URLと追跡リンク、記名項目を見直す |
| 集計しても判断できない | 選択式の比較軸がない | 満足度、利用場面、カテゴリを選択式で追加する |
| AIの要約が原文とずれる | 文脈やサンプルが不足している | 代表回答と少数の重要意見を人が再確認する |
よくある質問
LINEの投票に自由記述欄を追加できますか
個人・グループトークの投票には、回答者が文章を入力する自由記述欄を追加できません。「テキスト」は文字で作る選択肢です。自由回答が必要なら、LINE公式アカウントのリサーチ、CRMフォーム、外部フォームを検討します。
LINE公式アカウントなら自由回答を集められますか
方法があります。リサーチの自由回答は未認証アカウントでは利用できません。CRMオプションのフォームには自由設定フォームがありますが、契約や利用条件があります。現在のアカウント状態と公式マニュアルを確認してください。
LINEアンケートは匿名で回答できますか
使う方式と設問によります。外部フォームで氏名やメールアドレスを聞かない無記名設計はできますが、LINEで配ること自体が完全な匿名性を保証するわけではありません。タップを記録する専用リンクを使う場合は、その目的も分けて説明します。
自由記述は何問くらいがよいですか
一律の正解はありません。LINEからスマートフォンで答える短いアンケートなら、まず選択式を中心にし、最も知りたい理由を自由記述1問で聞くところから始めると確認しやすいです。回答後に使わない質問は増やしません。
集めた自由記述をAIだけで判断してもよいですか
おすすめしません。AIは分類や要約の補助に使い、低評価、個別返信希望、安全や法令に関わる内容、少数でも重要な意見は人が原文を確認します。
参考にした公式情報
- LINEヘルプセンター: 投票とは?
- LINE公式アカウントマニュアル: リサーチ
- LINE公式アカウントマニュアル: CRMオプションのフォーム
- LINE公式アカウント: リッチメニューなどの機能一覧
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執筆・確認情報
この記事は、2026年8月26日時点のLINEヘルプセンター、LINE公式アカウントマニュアル、FORMLOVAの仕様と analyze_free_text 実装を確認して書いています。筆者はFORMLOVAの開発者です。LINEの機能名、アカウント条件、CRMオプション、回答結果の制約は変更される可能性があります。導入前には最新の公式情報を確認してください。
FORMLOVAでLINE向けの自由記述アンケートを作る
FORMLOVAなら、質問形式と無記名・記名の方針をチャットで伝え、公開前のプレビューを確認しながらアンケートを作れます。LINEへURLを配った後は、回答検索、CSV / Excel出力から始め、必要に応じて自由記述分析やテーマ別レポートへ進められます。無料でFORMLOVAを始める


