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アンケートの作り方 -- 目的設定・質問設計・そのまま使える質問例テンプレート

アンケートの作り方 -- 目的設定・質問設計・そのまま使える質問例テンプレート

最終更新日: 2026-07-17

「アンケート 作り方」と検索してこのページに来た方が本当に知りたいのは、質問文の書き方だけではないと思っています。

単一選択にするか自由記述にするか。何問にするか。ここは、少し調べればすぐに分かります。

本当に難しいのは、回答が集まったあとに何を判断したいかを、作る前に決めておくことです。ここが曖昧なまま質問を並べると、回答は集まっても、誘導質問になっている、1つの設問に論点が2つ入っている、回答者の負担が大きすぎる、といった問題があとから出てきます。

この記事では、アンケートを作る前に決めること、質問形式の選び方、良い質問と悪い質問の具体例、そのまま使える質問例テンプレートまで、設計の考え方を中心にまとめます。FORMLOVAで実際に作成し、回答を集計し、自由記述を整理する具体的な操作は、アンケートフォームの作り方(FORMLOVAでの設問設計・集計・自由記述の整理)に分けています。まずは、作る前の考え方から見ていきます。

まず結論 -- アンケートは「聞きたいこと」から逆算して設計する

アンケートを作るとき、最初に決めるのは質問文ではありません。

回答を見たあとに、何を判断したいかです。

「判断したいこと」から逆算すると、必要な質問形式が自然に決まります。

判断したいこと向いている質問形式理由
満足度の全体傾向を数字で見たい評価スケール(5段階など)集計しやすく、時系列やセグメントで比較できる
満足度の理由を知りたい自由記述(1〜2問に絞る)数字だけでは分からない背景を拾える
選択肢の中から実態を把握したい単一選択選択肢を重複させず、集計をシンプルにできる
複数の要因を洗い出したい複数選択「その他」を用意し、拾いこぼしを防ぐ
回答者を属性で比較したい単一選択(属性設問)比較に使う設問は、自由記述ではなく選択式にしておく

この対応表がすべてではありませんが、「何を知りたいか」を先に決めておくと、質問形式選びで迷いにくくなります。

次に、アンケートを作る前に決めておきたい3つのことを見ていきます。

アンケートを作る前に決める3つのこと

アンケートを作る前に、次の3つを決めておきます。

1. 目的 -- 何を知りたくてこのアンケートをするのか
2. 対象者 -- 誰に答えてもらうのか
3. 回答後にすること -- 集計して終わりか、個別にフォローするのか

目的は、1文で言えるかどうかで確認します。「次回セミナーの改善点を知りたい」「顧客満足度の推移を見たい」のように書けるなら、質問も絞りやすくなります。逆に、目的が「なんとなく意見を聞きたい」のまま進めると、質問が増えすぎたり、聞きたいことがぼやけたりします。

対象者によって、聞ける項目は変わります。既存顧客なら利用状況を前提にした設問を置けますが、初めて接点を持つ相手には前提知識を問う設問は向きません。匿名で率直な声を集めたいのか、記名でフォローまでするのかも、ここで決めておきます。

回答後にすることは、連絡先を聞くかどうかに直結します。集計だけで終わるアンケートなら、個人情報は最小限にできます。低評価の人に個別連絡したいアンケートなら、任意で連絡先を聞く設問と、その利用目的の説明が必要になります。

質問形式の選び方 -- 単一選択・複数選択・自由記述・評価スケール

アンケートでよく使う質問形式は、大きく4つです。それぞれ向いている場面と、選ぶときに注意する点が違います。

質問形式向いている場面選ぶときの注意点
単一選択属性、利用有無、満足度の理由カテゴリ選択肢を8個以上並べない。回答が割れそうな場合は「その他(自由記述)」を用意する
複数選択利用している機能、困っている点、興味のある内容選びすぎを防ぐため、上限数を示すか、優先順位を別の設問で聞く
評価スケール満足度、推奨度、理解度段階数(5段階か10段階か)と、「1が低い評価か高い評価か」の向きを、記事全体で統一する
自由記述理由、具体的な事例、改善の提案必須にしすぎない。1〜2問に絞り、直前の選択式設問と関連づける

選択式は集計するために使い、自由記述は理由を読むために使う、と役割を分けておくと、質問形式で迷いにくくなります。

評価スケールを使う場合は、向きの統一が特に大切です。ある設問では「5が満足」、別の設問では「1が満足」になっていると、回答者も混乱しますし、集計時にも数値を読み違えるリスクが出ます。

良い質問と悪い質問の具体例

質問形式が正しくても、質問文そのものに問題があると、回答の信頼性が下がります。よくある失敗パターンは3つです。

失敗パターン悪い例良い例何が問題か
誘導質問「使いやすいと評判の新機能について、どう思いますか」「新機能について、率直な感想を教えてください」質問文に評価を先取りする言葉が入ると、回答が誘導されやすくなる
ダブルバーレル質問「サポート対応の速さと丁寧さに満足していますか」「サポート対応の速さに満足していますか」「サポート対応の丁寧さに満足していますか」(2問に分ける)1つの設問に2つの論点が入ると、どちらに対する回答か分からなくなる
回答負担が大きい設問「ご意見・ご要望を自由にお書きください」(自由記述だけが5問以上続く)「改善してほしい点を選んでください」+「特に気になる点があれば教えてください(任意)」白紙の自由記述が続くと途中で離脱されやすく、集まった回答も分析しにくい

もう1つ、見落としやすいのが二重否定の表現です。「サポート対応に不満はありませんでしたか」のような聞き方は、回答者が「はい」と「いいえ」のどちらを選ぶと何を意味するのか、一瞬迷います。「サポート対応の満足度を教えてください」のように、肯定形でシンプルに聞くほうが、回答の質は安定します。

公開前に、これらのパターンに当てはまっていないか、質問文を声に出して読んでみると気づきやすくなります。

そのまま使える質問例テンプレート

ここでは、コピーしてそのまま使える3パターンのテンプレートを紹介します。

顧客満足度アンケートなら、このくらいで十分です。

今回利用したサービス・プランを教えてください。
総合的な満足度を5段階で教えてください。
その評価に近い理由を選んでください。
特によかった点があれば教えてください。(任意)
改善してほしい点があれば教えてください。(任意)
今後も継続して利用したいと思いますか。
個別に連絡してもよい場合は、メールアドレスを入力してください。(任意)

イベント後アンケートなら、こうです。

参加したイベント名を教えてください。
参加した目的を選んでください。
内容の満足度を5段階で教えてください。
資料や進行の分かりやすさを5段階で教えてください。
次回も参加したいと思いますか。
よかった点を教えてください。(任意)
改善してほしい点を教えてください。(任意)

社内アンケートなら、こうです。

所属部署を選んでください。
今回のテーマについて、現状の理解度を5段階で教えてください。
現在困っていることを選んでください。(複数選択可)
特に困っていることがあれば、具体的に教えてください。(任意)
今後どのようなサポートがあると助かりますか。
匿名での回答を希望しますか。

社内アンケートでは、匿名の可否をあえて設問として置いています。立場によって率直に答えにくい内容もあるため、回答者自身が匿名性を選べるようにしておくと、回答の質が安定します。

ここまでのテンプレートは、そのままコピーして使えます。ただ、質問を並べただけでは、回答が集まったあとに数字が読みにくかったり、自由記述が埋もれてしまったりすることがあります。

FORMLOVAでは、こうしたテンプレートをもとにアンケートフォームを作成したあと、回答検索、ステータス管理、CSV / Excelエクスポートまで無料プランで使えます。そのまま使える質問例テンプレートから、集計・分析まで運用をつなげたい場合は、無料でFORMLOVAを始める

集計しやすい設計にする

質問文が良くても、選択肢の粒度がバラバラだと、集計しにくくなります。

自由記述の使いどころは、「理由を知りたい設問」に絞ることです。すべての設問に自由記述を添えると、回答者の負担が増え、読み手も全部には目を通せなくなります。目安は、1つのアンケートに自由記述2問までです。選択式で全体傾向を見て、自由記述で理由を読む、という役割分担を崩さないようにします。

選択肢の粒度も揃えます。

悪い例(粒度がバラバラ)良い例(粒度を揃える)
価格、使いやすさ、サポート、なんとなく不安価格、使いやすさ、サポート、機能の豊富さ

「なんとなく不安」のような曖昧な選択肢が具体的な選択肢と並ぶと、同じレベルで集計できなくなります。選択肢は、同じ抽象度の言葉で揃えてください。

比較に使いたい設問(顧客種別、参加回数、利用期間など)も、あらかじめ選択式にしておきます。あとから自由記述の回答をグループ分けし直すのは手間がかかりますし、表記ゆれで集計が崩れることもあります。

FORMLOVAでアンケートフォームを作る

FORMLOVAでは、ここまでのテンプレートをそのままチャットに貼り付けて、アンケートフォームの下書きを作成できます。

たとえば、こう依頼します。

セミナー参加者向けのアンケートフォームを作ってください。総合満足度、参加目的、内容の分かりやすさ、よかった点、改善してほしい点を入れてください。連絡先は任意にしてください。

FORMLOVAは、この依頼から非公開の下書きを作ります。下書きができたら、この記事で見てきた3つの視点で確認します。

判断したいことに対応した質問形式になっているか
誘導質問やダブルバーレル質問になっていないか
自由記述が絞られているか

不足していれば、チャットで修正を依頼できます。

参加目的を選択式にしてください。選択肢は情報収集、比較検討、導入準備、その他にしてください。

作成したあとの集計、セグメント比較、自由記述の分類、社内共有レポートの作り方は、アンケートフォームの作り方(FORMLOVAでの設問設計・集計・自由記述の整理)にまとめています。回答をAIで要約・分類してレポート化したい場合は、アンケート分析AIでフォーム回答を要約・分類・レポート化する方法を確認してください。

FAQ

アンケートは何問くらいが適切ですか?

主要スコア1〜2問、理由カテゴリ1〜2問、自由記述1〜2問、比較に使う属性設問2〜3問くらいから始めるのが扱いやすいです。大切なのは問数そのものより、回答後に実際に使う設問だけが残っていることです。

匿名回答にすべきですか?

率直な意見を集めたいなら、匿名のほうが答えやすいことがあります。ただし、低評価の理由を個別に聞きたい、フォローにつなげたい場合は、連絡先を任意で聞く設計が向いています。全員に必須で氏名やメールアドレスを求めるのではなく、「個別連絡を希望する方だけ入力してください」と分けると、回答者の負担を下げられます。

回答率を上げるにはどうすればよいですか?

回答にかかる時間の目安を冒頭に示すこと、自由記述を絞ること、選択肢を答えやすい粒度にそろえることが効きます。設問数が多いほど回答率が下がりやすいため、「判断に使う設問だけを残す」という考え方に立ち返ると、削れる設問が見つかりやすくなります。

誘導質問になっていないか、公開前にどう確認すればよいですか?

質問文を声に出して読み、評価を先取りする言葉(「好評の」「便利な」など)が入っていないかを確認します。第三者に質問文だけを見せて、意図した通りに読めるか試してもらうのも有効です。

評価スケールは5段階と10段階のどちらがよいですか?

回答者が直感的に選びやすいのは5段階です。10段階は細かい違いを拾いやすい一方、回答者が迷いやすく、集計時の解釈も難しくなります。1つのアンケート内で段階数と向きを統一していれば、どちらを選んでも大きな問題にはなりません。

参考

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執筆・確認情報

この記事は、アンケートの作り方を検索している方に向けて、質問を並べる前に決めておきたい設計の考え方をまとめた記事です。筆者はFORMLOVAの開発者です。2026年7月17日に、Googleフォーム公式ヘルプの質問形式・フォーム編集に関する案内を確認しました。FORMLOVAでの実際の作成操作、集計、自由記述分析、AI分析の詳細は、アンケートフォームの作り方アンケート分析AIでフォーム回答を要約・分類・レポート化する方法で扱っています。仕様や料金は変更される可能性があるため、最新情報は各サービスの公式ページで確認してください。

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執筆者

@Lovanaut
@Lovanaut

FORMLOVAの開発者。「ラバ = ラブ」の想いで、優しいサービスを作り続けています。

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