最終更新日: 2026-08-31 最終確認日: 2026-08-31
イベント後のレポートは、申込者数を数えるだけでは完成しません。重複やキャンセルを除いて確定申込を作り、参加、欠席、まだ確認できない回答を分け、参加率の分母を明記して、欠席者や未判定の人への次の対応まで残す必要があります。
この記事では、開催後のイベント参加状況レポートを作る順番をまとめます。申込フォームを作る方法ではなく、申込後に参加状況を確定して運営へ返す方法が中心です。FORMLOVAの公式Workflowも紹介しますが、これは回答をレポート化するためのプロンプトテンプレートです。ZoomやTeamsの出欠を自動同期したり、出席を自動判定したり、PDFを自動保存したりする機能を意味しません。
まず結論|4つの状態を分けてから参加率を出す
参加状況レポートでは、次の4つを同じ列に混ぜないことが大切です。
| 区分 | このレポートでの意味 | 確定の根拠の例 |
|---|---|---|
| 申込 | 対象イベントへの参加を申し込んだ人 | フォーム回答と対象日程が一致している |
| 参加 | 開催に参加したと確認できた人 | 受付記録、参加者名簿、担当者の確認 |
| 欠席 | 参加しなかったと確認できた人 | 終了後の名簿照合、本人からの連絡 |
| 未判定 | 参加・欠席をまだ確定できない人 | 記録不足、照合待ち、回答の不一致 |
申込は参加の証拠ではありません。反対に、回答がない人をすぐ欠席にすると、参加記録の取り込み漏れを欠席として数えることがあります。レポートの冒頭で定義と確定日時を書き、未判定を無理にどちらかへ寄せないでください。
申込受付の記事と、参加状況レポートの記事を分ける理由
イベントの仕事は、受付前、開催前、開催後で変わります。
- 受付前は、氏名、メールアドレス、日程、参加形式、同意などを集めます。
- 開催前は、確認メール、参加URL、リマインド、変更・キャンセルを管理します。
- 開催後は、申込と実際の参加記録を照合し、欠席や未判定をフォローします。
申込フォームの項目や定員を設計したい場合は、イベント受付フォームの作り方へ進んでください。ウェビナーの案内やリマインドまでを整える場合は、ウェビナー申込管理の実務が近いテーマです。本記事は、開催が終わったあとに確定値を作るところから始めます。
手順1|レポートの対象と締め時刻を決める
最初に、どのイベントの、どの時点のレポートかを固定します。
対象: 2026年9月15日 19:00開催の顧客向けオンライン説明会
対象期間: 申込開始から開催終了まで
集計締め: 2026年9月16日 12:00時点
目的: 次回案内の対象と、欠席者へのフォローを決める
同じイベントでも、開催直後と翌日の数字は変わる可能性があります。未判定を確認する時間、名簿を受け取る担当者、再集計の締め時刻を記録すると、後から数字が変わった理由を説明できます。
ここで決めるのは、次の4点です。
- 対象イベントを識別する日付、名称、開催形式
- どの申込を有効な対象にするか
- 参加・欠席を確定する証拠
- 未判定をいつまで残し、誰が確認するか
手順2|重複・キャンセルを整理して確定申込を作る
参加率の分母を作る前に、申込一覧を整えます。メールアドレスだけで重複を消すと、同じ会社の複数人を誤って一人にする場合があるため、イベント日程、申込者名、参加人数なども照合します。
| 確認対象 | 扱いの例 | レポートへの反映 |
|---|---|---|
| 同じ人の重複送信 | 最新回答を採用するなど基準を決める | 1件の確定申込として数える |
| 開催前キャンセル | キャンセル日時と理由を残す | 参加率の分母から除外するか明記 |
| 日程変更 | 新しい日程へ紐付け直す | 対象イベントを混ぜない |
| 参加人数での申込 | 申込件数と人数を分ける | どちらを集計したか表示する |
| 迷惑回答 | 内容を確認して除外する | 参加状況の母数に入れない |
「申込件数」と「参加予定人数」は別の指標です。一つの回答で複数人を申し込めるイベントなら、件数を人数として参加率を計算しないようにします。この記事の例では、1回答を1人として扱います。
手順3|参加・欠席・未判定を照合する
参加記録の正本を一つ決めます。受付表、会議ツールの参加者一覧、担当者のチェックなど、複数の記録を使う場合は、どれを優先するかを先に書きます。外部サービスから自動で取得できると想定せず、手元の記録を照合した結果として確定してください。
照合の順番は次のとおりです。
- 確定申込の一覧に、参加記録を紐付ける。
- 参加が確認できた人を参加にする。
- 不参加が確認できた人だけを欠席にする。
- 記録が足りない人は未判定に残す。
- 参加・欠席へ変更した日時と根拠をメモする。
欠席は「参加記録が見つからない」ことと同義ではありません。通信障害、別名での参加、代理参加、受付漏れが考えられる場合は、まず未判定に置き、担当者へ確認します。
手順4|分母を明示して参加率を計算する
参加率は、式だけでなく分母の定義まで表示します。未判定を除外するなら、そのことをレポートに書きます。
参加率 = 参加者数 ÷(参加者数 + 欠席者数)× 100
たとえば、確定申込40人の内訳が参加28人、欠席8人、未判定4人だった場合、未判定を除外した参加率は次のとおりです。
28 ÷(28 + 8)× 100 = 77.8%
確定申込全体を分母にするなら 28 ÷ 40 = 70.0% になります。どちらが正しいかは目的によって変わります。運営の出席状況を比較するなら未判定を別枠にし、まだ照合が終わっていないことを隠さないほうが、レポートの解釈を誤りにくくなります。キャンセルと重複を確定申込から除外した場合も、除外ルールを併記します。
手順5|ダミーデータでレポートの形を作る
実データを集計する前に、ダミーで表の列を決めておくと、開催後に迷いません。
| 区分 | 人数 | 確定方法・扱い |
|---|---|---|
| 確定申込 | 40 | 重複1件とキャンセル3件を除外した対象 |
| 参加 | 28 | 参加記録と申込情報が一致 |
| 欠席 | 8 | 不参加を確認済み |
| 未判定 | 4 | 記録の照合待ち |
| 参加率 | 77.8% | 28 ÷(28 + 8)、未判定を分母から除外 |
担当者が次に動けるように、合計値だけでなく対象者の一覧も分けます。
| 対象 | 抽出条件 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 未判定 | 参加・欠席の根拠が未入力 | 受付記録を確認する |
| 欠席・連絡希望あり | 欠席かつフォロー同意あり | お礼と資料の案内を送る |
| 参加・関心テーマあり | 参加かつ関心テーマが一致 | 次回案内の対象にする |
| 迷惑回答 | 内容が対象イベントと無関係 | 母数から除外し、状態をspamにする |
レポートには、対象イベント、集計締め時刻、定義、母数、参加率、未判定一覧、次の担当者を含めます。「参加率が高かった」で終わらず、次回に何を変えるかまで一行で残します。
FORMLOVAで回答を確認し、レポートへまとめる
FORMLOVAでは、フォーム回答を一覧で確認し、テキストで検索し、条件に合う回答を絞り込み、CSV/Excelへ出力して扱えます。開催後の照合作業は、次の流れにすると再現しやすくなります。
- 対象イベント名や日付で回答を検索する。
- 確定申込に含める回答と、重複・キャンセル・対象外を分ける。
- 回答内容や別の参加記録を確認し、状態とメモを更新する。
- 参加、欠席、未判定を集計し、分母と参加率をレポートにする。
- 必要な行だけCSV/Excelへ出力し、共有先と出力日時を記録する。
回答状態は、回答業務の進み具合として使います。FORMLOVAの標準ステータスは new、in_progress、resolved、spam です。たとえば、照合前は new、確認中は in_progress、フォローまで終えた回答は resolved、対象外の迷惑回答は spam とします。report_created や needs_review はFORMLOVAのネイティブstatusではありません。公式Workflowは参加記録の確認中に in_progress を使うため、レポートの作成日時や集計期間はメモまたはレポート本文で管理してください。
メモには「参加記録の確認元」「確認日」「欠席者へ連絡する担当」「次回案内の可否」を残します。ステータスだけでは、なぜ参加や欠席と判断したかが後から分からないためです。状態設計と具体的な更新操作は、フォーム回答のステータス管理で詳しく扱っています。
FORMLOVAへ渡す入力例
回答一覧を確認したあと、次のように依頼します。
このフォームの回答から、2026年9月15日のイベント参加状況レポートを作ってください。
重複回答と開催前キャンセルは確定申込から除外してください。
参加、欠席、未判定を分け、未判定は欠席に含めないでください。
参加率は「参加 ÷(参加 + 欠席)」で計算し、分母と除外条件を本文に書いてください。
最後に、未判定の確認対象と欠席者への次の対応を一覧にしてください。
返答例
対象: 2026年9月15日 顧客向けオンライン説明会
集計締め: 2026年9月16日 12:00
確定申込: 40人(重複1件、キャンセル3件を除外)
参加: 28人 / 欠席: 8人 / 未判定: 4人
参加率: 77.8%(28 ÷ 36。未判定4人は除外)
次の対応:
- 未判定4人: 受付記録を確認し、担当者が状態を更新する
- 欠席者のうち連絡希望者: 資料と次回案内を送る
- レポート確認後: 集計締め時刻と参加率の定義を運営メモに保存する
この返答は、入力された回答と運営者が確認した記録を整理する例です。参加記録がFORMLOVAに存在しない場合、AIやWorkflowが外部の会議サービスから出席を推測するわけではありません。根拠が足りない人を未判定に残すことが、数字を守るために重要です。

公式Workflow「イベント参加状況レポート」の使いどころ
FORMLOVAには、フォーム回答を起点にイベント参加状況をレポートへまとめる公式Workflowがあります。公式Workflowの説明では、回答者メールアドレス、回答内容、実施日時を使い、参加区分やメモを整理する流れが示されています。
ただし、Workflowは入力項目と依頼内容を再利用しやすくしたプロンプトテンプレートです。自動で参加者名簿を取得する機能、ZoomやTeamsと同期する機能、出席・欠席を外部記録から確定する機能、PDFを自動保存する機能として紹介しないでください。開催後に根拠となる参加記録を確認し、必要なら回答へメモを残す作業は運営者が行います。
公式Workflowでは、参加記録の確認中にステータスを in_progress にします。「レポート作成済み」や report_created、needs_review は回答管理の標準ステータスではありません。レポートを作った日時・対象期間を本文やメモに残し、回答の作業状態は new、in_progress、resolved、spam の4つで管理します。
自動化全体の考え方は、フォーム自動化のまとめで確認できます。イベント開催前のリマインドや終了後の定型フォローを別に組み合わせたい場合は、記事内の対象Workflowと実際の入力項目を照合してください。
欠席者と未判定者をフォローする
参加状況レポートの価値は、参加率の数字よりも、その後の対応が抜けないことにあります。
欠席者への連絡
欠席者全員へ同じメールを送る前に、申込時に案内した利用目的や連絡可否を確認します。連絡希望がある人には、お礼、資料、次回開催、個別相談など目的に合う案内を送ります。連絡希望がない人や、利用目的に含まれない案内は別扱いにしてください。
未判定者の確認
未判定は、担当者への確認依頼として一覧にします。締め時刻を過ぎても根拠が取れない場合は、レポート上で未判定のままにした理由と、次回から必要な記録を記載します。無理に欠席へ変えるより、計測上の不足を明らかにできます。
次回の改善
参加率が低かった場合でも、申込ページ、日程、リマインド、参加URL、受付方法のどこが原因かは数字だけでは分かりません。参加者と欠席者を分けて短いアンケートを送る、参加形式別に比較する、リマインド開封後の参加を確認するなど、次の仮説を一つに絞ります。自由記述の整理は、アンケート回答をAIで分析する方法へ分けます。
よくある失敗
申込者数を参加者数として報告する
申込と参加は別の状態です。申込数だけを「参加者」と書くと、参加率もフォロー対象も誤ります。見出しを「確定申込」「参加」「欠席」「未判定」に分けてください。
未判定を欠席に寄せる
参加記録がない人をすべて欠席とすると、受付漏れや別名参加を見落とします。未判定を別枠にし、確認期限と担当者を置きます。
分母を書かずに参加率だけを比較する
キャンセルを含むか、重複を除くか、未判定を含むかで率は変わります。式と除外条件を毎回同じ欄に表示します。
レポート作成を回答ステータスにする
レポートの完成と、個別回答の対応状況は別です。resolved は必要な確認・フォローが終わった状態、in_progress は確認中というように、回答単位の状態を使います。集計期間とレポート作成日時はメモに残します。
CSV/Excelを正本だと思う
出力ファイルは共有や加工に便利ですが、いつ、どの条件で出したスナップショットかを記録しないと、後から数字の根拠を追えません。回答一覧とレポートの締め時刻を紐付けて管理します。
FAQ
イベント参加状況レポートに最低限何を入れますか?
対象イベント、集計締め時刻、確定申込、参加、欠席、未判定、参加率の式と分母、除外条件、次の担当者を入れます。必要に応じて参加形式や参加人数も分けます。
未判定は参加率に入れますか?
入れるかどうかは目的によります。未判定を除外するなら「参加 ÷(参加 + 欠席)」のように式を明記し、未判定人数を別に表示します。確定申込全体を分母にする場合も、キャンセル・重複の扱いを併記してください。
申込フォームがあれば参加状況も自動で分かりますか?
分かりません。申込フォームは参加意思を受け取る入口であり、実際の参加記録とは別です。受付表などの根拠を照合して参加・欠席を確定し、分からないものは未判定に残します。
公式Workflowは出席を自動判定しますか?
いいえ。公式Workflowはフォーム回答を起点に、参加区分やメモを含むレポートの依頼を再利用しやすくするプロンプトテンプレートです。外部会議サービスの同期や出席の自動判定を前提にせず、根拠となる参加記録を運営者が用意してください。
「レポート作成済み」を回答ステータスにしてよいですか?
標準ステータスとして追加する扱いにはしません。report_created と needs_review はネイティブstatusではなく、公式Workflowは参加記録の確認中に in_progress を使います。回答の状態は new、in_progress、resolved、spam で管理し、レポート作成日時や集計期間はメモ・レポート本文に残します。
開催後の回答を検索し、状態とメモを付けながら次回の運用まで整えたい場合は、FORMLOVAを無料で始めるから試せます。
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参考にした実装情報
執筆・確認情報
- 執筆者: Lovanaut(FORMLOVA編集部)
- 確認日: 2026-08-31
- 確認した範囲: 公式Workflowの入力項目・プロンプト・関連導線、回答検索・状態管理・CSV/Excel出力の仕様、イベント受付と回答分析の既存記事、GSCスナップショット
- 数値の注意: 本文の人数と参加率は説明用のダミーデータです。公式WorkflowのGSC表示数は検索ボリュームではありません。
- 運用の注意: 外部の会議サービスや名簿との同期、出欠の自動確定、PDF自動保存を本文の機能として約束していません。実際の記録と最新仕様を確認して運用してください。


